2012年02月12日

子どものケータイ利用を考える全国市民ネットワーク全国会議

子どものケータイ利用を考える全国市民ネットワーク全国会議昨日は東京、渋谷区こどもの城会議室で開催された「第3回子どものケータイ利用を考える全国市民ネットワーク全国会議」に参加し、メリ研は【地域活動の組織・運営】をテーマにした全体会で事例発表を行いました。
この会議はまだ3年目、動き始めたばかりのネットワークです。
が、全国から200名弱の活動主体(市民活動団体・行政・事業者・有識者など)が参加し、それぞれの熱い思いが集結?した素晴らしい会議になりました。
通常、このような会議によく見られる遅刻・早退がほとんどなく、最後までほぼ200名の熱心な参加者の視線がテーマに集中しているという、驚くような状況でした。
(地方から参加する場合は観光を兼ねて、とか、お役人は自分の出番が終わると早々にお帰りになるとか、そんな状況を目にすることも少なくないと聞きます。)

内容は、午前に講話と基調講演。
○講話1 「文部科学省による青少年インターネット環境整備のための取り組み」 
文部科学省 スポーツ青少年局 関根課長補佐
○講話2 「携帯電話端末等の推奨制度について」  
東京都 青少年・治安対策本部 安井担当課長
○基調講演 「保護者向けのネット利用教育のあり方~子どもネット研第三期活動の成果から~」  
子どもたちのインターネット利用について考える研究会座長 
お茶の水女子大学文教育学部人間社会科学科 坂元章教授
午後には分科会および全体会。
◇第1分科会
【家庭でのフィルタリング選び報告】
進行:ぐんま子どもセーフネット活動委員会
報告:ぐんま子どもセーフネット活動委員会
アドバイザー:子どもたちのインターネット利用について考える研究会
◇第2分科会
【学校現場の現状と急がれる今後の取り組み】
進行: 茨城県メディア教育指導員連絡会
問題提起:茨城県メディア教育指導員連絡会副会長鈴木慶子氏
事例発表:茨城県水戸市立内原中学校教諭 鈴木純一氏
アドバイザー:江戸川大学メディアコミュニケーション学部情報文化学科 玉田和恵教授
 ディスカッション進行:茨城県メディア教育指導員連絡会会長 堤千賀子氏
◇第3分科会
【ネットパトロールの取り組み概要と今後の課題】
■講話:「文部科学省における学校ネットパトロールの取り組みに
ついて」  文部科学省児童生徒課中村崇志係長
■パネルディスカッション
コーディネーター:弘前大学教育学部 大谷教授
パネリスト:文部科学省児童生徒課 中村崇志係長
:三重県教育委員会事務局生徒指導健康教育室
:青少年メディア研究協会 片山雄介氏
:群馬大学社会情報学部 伊藤准教授
:ピットクルー(株)高橋大洋氏 
◇第4分科会
【保護者への啓発手法と課題(仮題)】
進行: 広島市電子メディア協議会
デモ①:広島市電子メディア協議会
デモ②:東京都ファミリeルーム
◇全体会
 議題①【地域活動の組織・運営】 
進行:ぐんま子どもセーフネット活動委員会/茨城県メディア教育指導員連絡会/広島市電子メディア協議会
事例発表:浜松子どもとメディアリテラシー研究所
 議題②【今後の活動指針の確認】

どれもこれもニーズの高い課題についてや最新の情報などが山盛りで、非常に興味深く聞き逃せないものばかりでした。
子どものケータイ利用を考える全国市民ネットワーク全国会議全体会ではメリ研を代表して私が発表を行いました。本当に最後の最後のコマでしたが、参加者は開始時と同じだけ、もしかしたら増えていると思うくらい会場満杯。
皆さんの熱い視線を受けながら?精一杯元気に誠実にお話させていただきました。
メリケンの活動の成り立ちや実績・成果・課題についてを、「これまでからこれから」にまとめて発表しましたが、キーワードとして依頼されていたのが「行政との関わり」について。
周りから見るとメリ研の活動は着実で成果も大きいと評価されることもありますが、当事者としては、はっきりいって課題の方が多いとおもっています。
そんな事例発表になってしまいましたが、みなさんにどれだけ参考になったのか?正直不安なところです。
しかし、終了後や懇親会では「元気が出た」とか「参考になることがたくさんあった」とか「メモがいっぱいになった」とか、そんな嬉しいお言葉をたくさんいただきました。
同時に、普段ではお会いできないような行政の方や事業者の方とも交流でき、その上共感することも多くて喜びも大きなものでした。
これからは、この全国ネットワークをより活性化させ、着実に行動に結びつけられるよう頑張ろうと、大きな期待を持てた一日でした。
ぐんま子どもセーフネット活動委員会のIさんはじめ、運営に携わった皆様、本当にお疲れ様、そしてありがとうございました。

来年度は広島で開催される予定だそうですが、私たちもまた参加できるようもしくはお手伝いができるように、これからの活動を頑張ります、よろしくお願いします。


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