2008年06月28日

らんらんるー

昨日のヒアリングで、中学生(子ども?)達の文化の一端を知ることができました。
『KY』(空気読めない)はすでに定着している略語ですが、それ以外には『KDDI』(絡むのダルイだからいや)や『H/K』(はなしかわって)というのもありました、知りませんでした。
その中で最も注目した言葉は『ランランルー』、中学生(子ども達)は大好きで、たいへん流行っている?親しまれている?ということが分かりました。
みなさん、ご存知ですか?『ランランルー』って。


<ランランルーって、なんなんだー? >
「ランランルー」とは日本国内のCMでドナルドが発している謎の言葉である。
この質問に対し彼は「ドナルドは嬉しくなると、ついやっちゃうんだ。みんなも一緒にやってみようよ」とだけ答えており、この言葉の意味は未だもって不明である。
過去には似たようなものとして「ドナルドマジック」という言葉もあった。
CMではドナルドと子供達がひたすら「ランランルー」の掛け声にあわせ、腕を挙げる動作が繰り返されているものだった。
【注】ドナルド・マクドナルドとは、世界一のハンバーガーチェーン「マクドナルド」の宣伝キャラクター。ピエロの姿をしている。
wikipeia『ドナルド・マクドナルド』より抜粋

ただし現在マクドナルドのサイトを調べても、すべて削除されているとのこと。
が、YouTubeニコニコ動画のサイトでは、この『ランランルー』関連の動画は多数配信されています。
それらの動画は、ドナルドの『ランランルー』ばかりでなく、それをもとネタとして加工を施したMADがかなりたくさんあります。
中には、見ていて楽しくない、不愉快なものもアップされています。
ネット特有の文化なのか?若者(子ども)文化なのか?私にも良くわかりませんが、不気味さを伴った面白さ・楽しさで『ランランルー』は広がっているようです。

さて、この『ランランルー』のような流行は、誰が流行らせたのか?どんな経緯で流行っていったのでしょうか?
私は専門の研究者ではないので、ちょっと調べたくらいでは、残念ながら全く分かりません。
私もニコニコ動画のユーザーですので、時々、面白い動画や珍しい動画を楽しんだりしています。すると、なぜだか分かりませんが、一つのネタで急激に盛り上がる?ことがあります。そのネタを元にした動画がたくさんアップされていたりします。
『見ている人が動画にコメントすることにより、リアルタイムで動画に参加する』スタイルのニコニコ動画ですので、製作する側と鑑賞する側が双方向交流を行い、一体となってトレンドを作り上げる方式とでも表現すれば良いのでしょうか?

ちょっと前にこんなことがありました。
知り合いから「ニコ動の『バラライカ』って面白いよね。」とメールが来ました。
私はチェックしたことなく、よく分からなかったので息子に「バラライカって面白いんだって?」と聞いたところ、「ああ、ニコニコでたくさんアップされてるよ、見てみる?でもさ、あれ『ホモネタ』じゃね?」とのお答えでした。
多分、知り合いは『ホモネタ』の動画だという意識は無く、単純に面白いと感じたのでしょう。それこそ「KY」なんでしょうが(苦笑)。

「KY」など若者が使う略語もそうですが、ネット文化・若者文化は、広く社会全体、というか大人の(リアルの)社会に広がり定着する間もなく、どんどんと変化してあっという間に移り変わっています。
必ずしも柔軟とはいえない大人のアタマでは、理解するどころか認識することすら難しい。
これからも情報収集や取材に励み、アンテナを高く敏感に反応していかなければ!
なかなか厳しいですが、がんばります(汗)。  

Posted by コーシ at 15:52Comments(0)思い・考え・感じる

2008年06月27日

雄踏中学校でヒアリング














先週に引き続き、雄踏中学校へお邪魔しました。
今日はヒアリングです。
3年生のクラスの授業の枠を1時間いただいて、ゲーム感覚でヒアリングを行いました。

先日の記事にも書きましたが、大変落ち着いた雰囲気の雄踏中の生徒さんたちですので、ヒアリングではどうなのかな?と、かなり期待や心配をしながらの1時限でした。
生徒さんたちは全員、制服を正しく着用されていて、髪型もきちんとしています。
他校では、中身はともかくも、服装が乱れている生徒さんが必ず2~3人は居ますが、ここ雄踏中学校ではゼロっ!
あたりまえのことじゃん、と言われそうですが、正直、かなり驚いてしまいました。

ヒアリングでは、普段のネット利用の状況などをお聞きしました。
外見は今までお邪魔した学校の生徒さんたちと異なっていますが、中身は一般的な中学生となんら変わるところはなかったという印象で、なんだかホッとしたような。。
まぁ、それもあたりまえ、ここ雄踏だけ他地区の中学生とは全く異なる状況なんてことはありえませんから。。

次回は、今日のヒアリングを元にして作成した再現劇を全校の生徒さんに観ていただき、それぞれの感想を伺うというステージです。
がんばって脚本書きに励みます。

ところで、今日一番驚いたことは、毎時間始業のチャイムが鳴ると、生徒さんたちが全員黙想することです。
体育の授業でトラックを走っていた生徒さんも、ハードルを並べていた生徒さんも、直立不動の姿勢で目を閉じチャイムを聞いていました。
教室の生徒さんは、リーダーの『黙想っ!』という掛け声に従い、座ったままじっと静かに目を閉じていました。
わが息子たちはもちろん、私自身も全く経験したことのない行為に、衝撃といってもいいくらいの驚きを感じました。
すごいなぁ・・・。


  

Posted by コーシ at 17:19Comments(4)子どもの講座

2008年06月25日

静岡で打ち合わせ。

今日は静岡へ行って来ました。
県教育委員会と県社会福祉協議会へ伺いました。

浜松と違い、静岡は天守閣こそありませんが、駿府城址の門とお掘りは大変立派です。
また、お掘り端の閑静で落ち着いた雰囲気は、浜松にはないもので、なんだか素敵。

県教委では、今年度の事業についての打ち合わせをしました。
様々な手法についての議論が大変盛り上がり、勉強になりました。

初めて伺った県社協は、県庁の近くで、やはりお掘り端にありました。
助成金についてのお話しとアドバイスを頂いて来ました。


連絡手段としては電話やメールも便利ですが、実際にお会いしてのお話しも欠かせませんね。
私もやっぱり、アナログ人間ってことでしょうか?
  

Posted by コーシ at 10:16Comments(0)思い・考え・感じる

2008年06月19日

ケータイのフィルタリング

昨日の新聞記事です。

こどものケータイにかけるフィルタリングは、親が設定を選択できるようになる、と報道しています。

ケータイは道具ですから、使う人の環境や目的によって使い方はバラバラです。
同じように、こどもへの使わせ方も保護者の価値観や方針、またこどもの年齢によっても大きく異なるのではないでしょうか?
同じ20歳未満でも、小学一年生と高校三年生では?
同じフィルタリングで有効なはずがありません。

だれかの価値観で一斉に規制がかかる手法では、誰もが不具合を感じるでしょうし、様々な権利を侵害する危険性も否定できないでしょう。
保護者ひとり一人が、自分のこどもや家庭に相応しいフィルタリングを選択することが重要です。
もちろん、それだけに情報収集や家庭での話し合いなど、保護者の努力が必要になりますが。

みんなで一緒に頑張りましょう!
  

Posted by コーシ at 09:50Comments(0)思い・考え・感じる

2008年06月17日

浜松市立雄踏中学校へ











今日は朝から雄踏中学校へ打ち合わせにうかがいました。
素晴らしく立派な校舎に驚きました!
まるで、公園のようなたたずまいで、外からは校舎が見えないくらいの大きな敷地の中、広~いグラウンド・テニスコート・大きな体育館・50メートル公認プールが。
高校、もしかしたら小規模の大学のキャンパスくらいの感じでした。
正直、うらやましい…。

雄踏町は浜名湖競艇の恩恵を受けていた自治体の一つ。
で、その恩恵をかなり高い比率で『教育』にかけていたというお話を伺い、納得しました。
「教育の町」を掲げる町の中学校は、設備だけではなく子ども達も立派です。
運動部はじめ部活動は、どれも優秀な成績で玄関には優勝旗やトロフィーがたくさん並べられ、燦然と輝いていました。
校舎内を回ったら、これまたビックリ。
とても落ち着いた雰囲気の子ども達、大声をあげたり走り回っている子は一人もいませんでした。
すごいなぁ。

  

Posted by コーシ at 17:10Comments(0)子どもの講座

2008年06月14日

浜松市教育委員会 子ども安全課(育成センター)

浜松市教育委員会子ども安全課(青少年育成センター)にお邪魔しました。
こちらのオフィスは、先日お邪魔した浜松市教育委員会とは違い、クリエート浜松の4階にあります。
課長のF先生は、バリバリの体育会系といった雰囲気。
見るからに頼もしい感じです。
私達メリ研が活動を始めたばかりの頃、講座で伺ったK中学校の教頭先生がF先生の奥様で、大変お世話になったことがありました。
ご夫婦揃って、気さくで信頼のおける先生です。

そういえば、メリ研の活動で各学校を廻って知りましたが、ご夫婦揃って教職員というケース、結構あるようです。
以前、担当の先生との打ち合わせ中に、他校の例などを挙げてお話したら、突然、『あの時は妻がお世話になりました。』と申し訳なさそうに言われて、大変驚いたことがありました。
平静を装いましたが、実は冷や汗ものでしたっけ(苦笑)。

さて、今日は課長へのご挨拶だけで伺ったわけではありません。
こども安全課の職員のO先生に、今年度、県教委が展開する新しい事業の情報をお伝えすることと、最近のこども達の情報を交換するためです。
O先生は、つねに最前線に立ち浜松中を走り廻っていらっしゃいます。
前任のM先生もそうでしたが、その様子は、まさしく『夜討ち朝駆け』。
『生徒指導担当の先生のこどもがグレる確率って、高いんですよ』
以前、どなたかから聞いた話しに納得してしまいそうな気がします…。

この活動をはじめる前は、私自身も学校の先生や教育委員会に対する不満や不信が無いとはいえませんでした。
さまざまな課題に対する学校や教育委員会の対応に戸惑う保護者の話などが、私の周辺でも多く聞かれたからです。
この活動で、学校・教育委員会のお話を伺う(相談を受ける)ことにより、それぞれの悩みや思いを知ることができました。
皆さん、「子どものために」一生懸命考え頑張って活動していらっしゃることを、初めて実感しました。

私たち市民も含め、保護者・学校・教育委員会・地域などの各セクターは、お互いの違いを認め合い理解しあって、『子どものために』という同じ思いを確認して、もっともっと協働していけたら!と思います。
私たちメリ研は、今後も各セクターの「のりしろ」を埋めるような役割を担っていきたいと思っています。

  

Posted by コーシ at 09:49Comments(0)思い・考え・感じる

2008年06月08日

『役立つリンク』を追加しました

ブログのサイドバーに『役立つリンク』として、いろいろな情報のページのリンクをはりました。

講座で各学校を回っていると、『情報を教えてほしい』と言うお声を多くいただきます。

たとえば、フィルタリングのソフトに関してでも、
フィルタリングって何?
どこにあるの?
どれがいいの?
いくらなの?
私でも使えるの?
などなど。

また時には、
どんなことが怖くてどうすればいいのか?
まったくわからないので、詳しく教えてほしい。
という要望もあります。

私たちは講座を開催してはいますが、各家庭で環境も状態も異なるわけですので、すべてのご要望に細かく詳しくお答えすることは不可能です。
そこで、
『こんなときにこそ役立つのがインターネットです。自分で情報を集め、選択し、実践してみてください。』
と、このリンクをお教えしてきました。

『よくわからないから』『使えないし』と言っているだけでは、子どもたちの状態を正確に認識することも難しいでしょう。
ぜひとも大人もインターネットの世界を体験して実感してほしいものです。
体験することにより『自分の子どもにとって、何が有益で何が有害なのか?』が、初めて実感できるのではないでしょうか?

さっそくリンクをクリックし、さまざまな情報に触れてみてください。

  

Posted by コーシ at 01:23Comments(0)お知らせ

2008年06月06日

お問い合わせなど

最近、メリ研もメジャーになってきたか?なんてことではありませんが、取材やお問い合わせなどを各方面からいただくようになりました。

各地の小・中学校や健全育成会などからは講座のお問い合わせや要請、新聞社やテレビ局などからは、取材や情報提供や収集の目的でご連絡をいただきます。
ほとんどが地元、遠くても県内で、昨年のように、NHK本局『ニュースナイン』からの取材もありましたが、それはレアケースです。

そんななか、今日、遠く山口県からお問い合わせのお電話をいただきました。
お問い合わせの詳細は控えますが、山口県でもケータイがらみの事件が起きたようです。
山口県の子どものケータイ所持率は、全国平均より下回っているとのことで、保護者や地域の意識がなかなかあがっていないというお話を伺いました。

いまや全国、どんな地域でも関係なく、田舎であろうと都会であろうと、さまざまな事件が毎日のように起こっています。
時間や距離を軽々と越えてしまう、それがケータイやインターネットの道具の特性なのですから当然ともいえますが。
事件や事故はもちろん重大ですが、それ以上に問題なのは、それを認識する地域社会の意識なのではないでしょうか?

また、先日、お電話をいただいた静岡県中部のある地域。
講座の内容をお話しすると同時に、地域の保護者や関係者の皆さんのスタンスなど細かいお話をしたら、
「当地区の子どもたちは、まだまだ携帯電話の所持率が低いですので、メリ研さんの講座はもう少し先になってからお願いしたい。」
とお返事をいただきました。

新聞やテレビなど、メディアでは毎日のように事件や特集を報道しています。
一般的な認識はかなりあがっているようですが、まだまだ当事者意識は育っていないようです。

全体の意識をあげるためには、一人一人の意識を育てることが重要です。
それは大変時間もかかり、手間もかかることです。

手間も時間も惜しまずに、『何のために?何をするのか?』を主体的に考えられるプログラムを、これからも丁寧に行っていかなければと思っています。  

Posted by コーシ at 14:45Comments(0)お知らせ