2014年03月14日

「こらぼ講座」大平台高校で浜松市内高校養護教諭研修会

大平台
今日は今年度最後の講座でした。
浜松市男女共同参画推進課の事業である「こらぼ講座」で大平台高校へお邪魔しました。
対象は浜松市内の高校の養護教諭の先生方でした。
昨年秋くらいから「ネット依存」というキーワードが注目されています。
養護教諭の皆さんは非常に心配されていて、今回の講座開催に至りました。
依存という単語は重篤な状況を表し、非常にこわいです。
依存に関するお医者さまのお話を伺ったり、活動されている団体さんに教えていただいたりしていますが、実は定義や状況は未だまだ明確に示されてはいません。
薬物やアルコールなど、モノに依存するものと、ギャンブルなどの状況に依存するものはどのように違い、ネットの依存は他の依存症とどう違うのか?
ネットに依存するとは、どういうことなのか?
道具?環境?状態?に依存しているのか?等も、今後の研究に拠るのでしょうか?
どちらにしても、言葉が独り歩きしてしまうようなことは、さらに怖いなぁと思っています。
ということで、今回はネット依存を考える上でたいへん重要な、そもそもネットってなに?最近はどうなの?という、原理や仕組みと事例や最近のネット事情についてお話をさせていただきました。
もちろん、この事例や状況が依存へつながる危険性や可能性がある、という確認もしました。
養護の先生方は、普段からどなたも非常にまじめで熱心な方が多いのですが、今日はさらに一生懸命にお聞きくださっていて、たいへん感激いたしました。
高校生とネットの課題で、私たちが非常に心配している点は「自分の将来や人生に対して大きなダメージになる」ことです。
しかし、よくよく考えてみれば、不適切画像の炎上とかの問題も、今の社会の受け止め方によって課題になっているわけです。
『TVだしね〜』と同じように『ネットだしね〜あてになんないよ、スルーだね〜。』
という受け止め方がスタンダードにならない限り、課題は消えません。
ずっとずーっと、『さあ!大変だ〜!』が続きます。
依存と同じかもしれませんが、乳児の頃から使っていたら、生育にどんな影響が出るのか?なんて研究も、今後できていくのでしょうか?
期待してしまいます。

今回、大平台高校養護教諭のS先生にはたいへんお世話になりました。
それと、校長先生は私の幼稚園ママ時代のママ友のご主人で、たいへん嬉しいお話もできました。
皆さん、本当にありがとうございました。


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